夜男子に恋をしたわたし

切なく濃密な日々綴り
ch-17. 秘密

371. はぁー...


気が重い火曜日になった。


重い原因は、平林さん。
もう昔の事とは言え、かなり面倒だったので
出来れば、もう関わりたくない。

けれど

厨房を通り抜けて、ホールに行かなきゃいけないから
否が応でも会う事になる。
救いは、柊司が居ることだ。




「おはようございますっ」厨房のみなさんに挨拶をしたら


案の定...


「みくちゃん!久しぶりだな。よろしくな。」...と声をかけられた。

あの頃と変わりない風貌だ。
ヤンキー風?なオールバック。170センチ弱?くらいの背丈で普通体系の塩顔。
ナナヌーと全然違うタイプの人。


「...お久しぶりです。こちらこそ、よろしくお願いします。」

それ以上の言葉が出てこない。

そこへ柊司が助け舟を出してくれた。


「みく、今日も忙しくなるからな、しっかり食べて、頑張れ!」...と。


ありがとー、柊司。
わたしは、頷き、小走りで、ホールへ。






「おはよう、みくちゃん、先にご飯食べて来て」...と、笑顔の小阪さん


「おはようございます。はい、分かりました」


火曜日は、柊司が作る美味しい賄いを頂ける。
無理やりでも、たくさん食べて、頑張らなければ!


「ご飯、頂きます」厨房の人へ声をかけ、自分の分をよそって、休憩室へ...


「いただきます」手を合わせて、食べようかなーってした時
「俺も」と言いながら、わたしの前に座ってきた...平林さん。


一気に食欲減退です(苦笑)
そんなわたしの気分など知る由もない平林さんは


「みくちゃん、今でも、柊司と仲いいんだって?」

お茶を飲みながら、そう訊いてきた。


「はい。ずーっと仲良くしてもらってます」


「付き合ってるんじゃないの?柊司に訊いたら
『さー...どうでしょう』ってはぐらかされたからさー」


それを聞いて「ナイス!柊司」って思った。
分かってくれてるんだよね。わたしの気持ち。
だったら、わたしも合わせなくちゃ...だよね。


「さぁー、どうでしょうかねー、内緒です」

同じく、はぐらかしてみせた。


大体さー、久しぶりに会って間もないのに、付き合ってるのとか
そんなプライベートな事をいきなり尋ねてくること自体、あり得ないって感じ。



「俺さー、みくちゃんが居るなんて知らなかったからさー
また、一緒に働ける事が分かった時、うれしかったんだよね」


はぁー、面倒くさい事を言う...
こっちは、うれしくないっての..。ったく...

思わず、心の中で舌打ちをしてしまった。



もぉー、それでなくても、疲れるのに
その上、この人と一緒だなんてねー...

この先が思いやられるなー...




早く帰って、眠りたい。






  最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。 にこちゃん
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